宮古島の体験

和琉創作マラルンガで感じる
宮古流の美しき和のもてなし。

味わった後の感想が「おいしかった」はもちろんのこと、
ことさら「楽しかった」の声が多い『和琉創作マラルンガ』。
そこには料理長・政次由宇の宮古島への想いがありました。

自らが感じた宮古島の“楽しい”を
ひっそりと料理に盛り込む。

「少しだけ宮古島の風を感じてもらえたら、少しでも記憶に残る料理を楽しんでもらえたら、そうやって“少し”を多く積み重ねていきたいです」。『和琉創作マラルンガ』の料理長・政次由宇は、インタビュー中、“少しでも”、“少しだけ”、という言葉を多く紡いでくれました。長く正統派の和食の世界に身を置き、研鑽を重ね、この宮古島で彼が生み出したのは、土地に根ざした和食です。
彼の料理には、お客様が宮古島で何を味わいたいか、どんな風にリラックスしたいかなど、自らが宮古島を楽しむことで感じた“今”が詰まっています。“和琉創作”と冠した料理は、和の仕事に、少しだけ宮古島のエッセンスを足したもの。それは堅苦しくなく、それでいてきちんと和の仕事が忍ばせてある、味わうたびに笑顔になる料理。おいしいの先に、“宮古島を楽しむ”を実感できる職人の仕事が散りばめられているのです。

琉球宮古内地の食材盛り合わせ9種盛り。
琉球宮古内地の食材盛り合わせ9種盛り。

シギラベイサイドスイートアラマンダ
和琉創作マラルンガ 料理長

政次由宇Yuu Masatsugu

自らの好奇心の赴くままに
貪欲に仕事を吸収した修業時代。

政次が、宮古島の地を訪れ、料理を作ることになったきっかけは、『シギラベイサイドスイートアラマンダ』のオープンと同時期。約10年前のことだったといいます。宮古島で働くまではさまざまな土地で学び、ひとところに長居はしなかった料理人人生。それが気がつけば宮古島には10年以上。そんな彼の紆余曲折の修業時代と、今なお引きつける宮古島の魅力について聞いてみました。
「兵庫県明石の出身で地元の精進料理から料理人としてのキャリアをスタートさせました。その後、関西・関東・九州の有名な料亭やホテルでの和食、有田焼の窯元で器の勉強をするなど、常に料理と和の世界に身を置いてきたのが修業時代です」。

さらには、旅館5つ星レストラン「強羅花壇」で日本料理に精進し、その後、いけす料理の老舗では、ふぐ、すっぽん料理、和菓子なども学んできたといいます。そうした中、縁あって働くことになったのが開業目前の『シギラベイサイドスイートアラマンダ』。それも『和琉創作マラルンガ』の料理長として期待を一心に浴びる中、和食の料理人としてプレッシャーと格闘していたとのことです。

もがき苦しんだことで
宮古島と和食が見事に融合。

「今までのすべてを出し切ろうと最初は丁寧な和の仕事で勝負しようと思っていました。それではお客様も疲れてしまいますよね。だってここは世界屈指の美しいリゾートなんですから。最初はそんなことにも気がつかないほど、張り詰めていたのだと思います」。それが現在の“和琉創作”というスタイルに行き着くには、自らが宮古島を楽しむという体験が転機だったといいます。
「宮古島にきて半年か1年した頃ですかね。友人に連れられて海に行ったんです。それまで宮古島にいながら、仕事ばかりでろくに海も見ていなかった。海を見て、泳いでみて、こういうことかと分かったんです」。この美しい海を感じてもらい、少しでも宮古島を楽しんでもらう、それこそが自分のやるべき料理だと。それからというもの、海で泳いだ後に厨房で仕込みをすることもあれば、地元のおばあの郷土料理を楽しむなど、まずは自らが楽しむことを大切にしているようです。その経験を少しでもお客様に還元することで、彼の料理はみるみる宮古島色を帯びていったといいます。
そこには色とりどりの魚もあれば、贅沢な3種のエビの食べ比べなど、食べるたびに宮古島を発見できる料理がずらりとならびます。多くのリピーターはこの店で“おいしい”の先の“楽しい”を共有し、ここでしか味わえない料理を求め、また訪れたくなるのかもしれません。

店内には政次の絵画や書、器などがいたるところに。
店内には政次の絵画や書、器などがいたるところに。すべては宮古島で感じたインスピレーションを芸術に。
政次由宇

何気ない日常の美しさも
チームとともに伝えたい。

今まで転々と修業先を変え、自らの料理を研ぎ澄ませてきた彼が、なぜ『和琉創作マラルンガ』では10年以上に亘り腕をふるってこれたのか、それはひとえに信頼するチームができたからだと教えてくれます。
「九州時代からついてきてくれたスタッフが厨房を盛り上げ、新人スタッフ一人ひとりとまっすぐ向き合い、丁寧に育ててくれた。そのおかげで、僕は『この料理をお客様へ運びたい』とスタッフが心からそう思う料理を創ることに集中できました。そう思ってもらえると、皆が自然と料理について勉強してくれます。僕はお客様にすべての料理の説明はできません。だからその想いを託せるスタッフへ心を込めるのです」。さらには自らが勉強を重ねてきた器や書にも、料理を盛り、想いをのせています。例えば、彼の家の近くにある一本道の風景を半紙に描き、短い詩とともに食膳へ。それは彼が感じている宮古島の象徴だといいます。
「金城陶芸さんへ続く一本道なのですが、休みの日は夕焼けに染まった時間にここを歩いています。ただそれだけ。本当にきれいなんですよ」。ただ歩く、そんな時間こそが、とても贅沢で心が洗われるほどの絶景なのだと彼はいいます。少しでも、そして少しだけ宮古島の魅力を散りばめた『和琉創作マラルンガ』。そこには政次が感じた、宮古島がたっぷりと詰まっているのです。

政次の描いた一本道の風景。
政次の描いた一本道の風景。

チームで伝える宮古島の豊かさ。

『和琉創作マラルンガ』は、決して料理だけで成立しているのではありません。
料理を作り、運び、説明するスタッフがいる。
すべてがチームとなり宮古島を愛することで、
唯一無二の味は生まれています。

和琉創作マラルンガ
シギラベイサイドスイートアラマンダ内
7:00~10:00(朝食ブッフェ) / 18:00~22:00(ラストオーダー20:30)
電話:0980-74-7100 定休日:不定休

店舗ページ